災害や飢餓、伝染病、国内外の紛争によって避難を余儀なくされた方々を支援します。

今年の2月に始まった「バグダッド市内の小中学校における教育環境整備事業」が11月をもって完了しました。本事業で特筆すべきは、「衛生ワークショップの開催」だと思います。これまでの修復事業に加え、教員を対象とした2日間の衛生ワークショップを全校で行いました。この背景には、水を介した病気が問題となっていること、昨今世界的に大流行したH1N1インフルエンザの予防が挙げられます。
バティカロア県ワカライ郡サラティブ村では、衛生環境を改善するためのプロジェクトを行ってきました。津波と紛争の二重の被害を受け、過去に何度も避難生活を余儀なくされた人びとの生活再建を支援するためです。サラティブ村は、同じような被害を受けたワカライ郡の他の地域と比べて支援の手が届きづらく、トイレの再建がなされないまま雨季になるり、特に衛生状態が悪化するという問題を抱えていました。このプロジェクトでは50世帯にトイレを建設するとともに、衛生に関するワークショップを実施しました。

チャリカ孤児院の天蓋修復と倉庫改修を行いました。チャリカ市にある孤児院はここ一つだけで、この施設は国によって運営されています。現在、約150人の子どもたちが生活し、学習をしています。JENは、子どもたちの学習・生活環境改善を目的として、2005年よりこの孤児院での支援を始めました。

現在、南部スーダンで帰還民支援を実施しています。事業内容は中央エクアトリア州学校水衛生改善事業です。南北スーダンは20年以上の戦争により約50万人が難民となって国外に避難しました。JENは南部10州の中でも難民の帰還が最も著しい中央エクアトリア州の人びとのために帰還民支援を開始しました。2009年4月から開始した学校水衛生改善事業は12月時点で衛生教育を終了し、井戸も8本中6本の掘削が完了しました。この事業では衛生教育を実施後、さらなる介入や支援が必要とされる学校を選定し、井戸やトイレを建設します。