2007年から2008年まで、主に稲作改善の研修や栄養菜園の研修を通じて、農家の生活改善を目的としたプロジェクトを実施しています。昨年も多くの農家の方が幼苗一本植え(SRI)に挑戦しています。
飢餓や貧困による苦しみを緩和し、削減へ向けた支援を行います。
2007年から2008年まで、主に稲作改善の研修や栄養菜園の研修を通じて、農家の生活改善を目的としたプロジェクトを実施しています。昨年も多くの農家の方が幼苗一本植え(SRI)に挑戦しています。
2008年度は2007年度からのTOTのフォローアップを実施しているが、8月に活動の成果・課題を振り返るため、評価として篤農家や篤農家から研修を受けた新規実践者へのインタビュー、畑等の視察を実施しました。その結果、TOT参加者約30人のうち20人が新規実践者に普及を行い、61人が新たに環境保全型農業を始めていることがわかりました。

2001~2006年の5年間のプロジェクト期間において、前期(~2004年7月)は、実践に取り組む農民への研修とフォローアップ、新たに参加を希望した村への研修およびフォローアップを中心に活動を実施しました。フォローアップの一環として、農民とともにつくった環境保全型農業実践の上で重要な9項目の指標を用い、各世帯の畑をモニタリングし、進捗状況の確認とアドバイスを行いました。
稲作改善について、それぞれの農法による収量を従来の農法と比べたところ、幼苗1本植えでは52世帯のうち14世帯が約18~55%の収量増加、アヒル水稲同時作では73世帯が参加し約10~20%の収量増加、魚水稲同時作では98世帯が実践し約10%の収量増加が確認できました。それぞれの農法について村人にインタビューしたところ、次のような声が聞かれました。幼苗1本植えでは「稲の分(ぶん)けつが多くなり穂が従来よりも大きい」「種籾が節約できた」「田植えの労働量が減った」「次季も取組みたい」といった声が聞かれました。
生態系に配慮した農業の研修として、これまで主に稲作改善技術研修、栄養菜園研修、苗木作りと植林、堆肥作りの研修を行ってきました。
稲作改善技術として、JVCは「幼苗一本植え(SRI)」という技術を研修で伝えています。SRIは20日齢ごろの苗を一本ずつきちんと列にして植えるというやり方です。こうした田植えをすることで、稲本来が持つ生命力を十分に引き出し、特別に肥料の投入を増やさなくても増収が見込めます。こうした研修を毎年実施し、昨年は合計で約4500名以上の人が研修に参加しました。