あふれる笑顔だより一食レポート

テーマ
貧困
難民
育成
環境
福祉
緊急


避難民支援プロジェクト

2010年1月~4月

2010.6.22記載


201005JEN09.jpg

ジェンは、今年の1月から北部のワウニア県で、戦闘のあった村に戻れた人々やまだキャンプで生活している人びとに生活の支えとなる物資を配布しています。ようやく自分の村に戻っても、村は荒れ果て、森には地雷の恐怖があり、なかなかすぐには生活を再開できません。長く避難生活を続けたため食糧を買うお金もなく、村の商店も品物がほとんどありません。

そこで、主食であるカレーの元となる唐辛子やターメリックの粉、ココナッツ、たまねぎなどを配っています。また、村に戻っても家がない人びとに雨露をしのぐためのトタン板と木材を配っています。これまではテントのような所で暮らしていた人びとはトタン板の屋根を手に入れたことで、健康になったという人もいます。

また、避難民キャンプは町から遠く離れたところにあり、お金をかせぐことが難しく、人びとは支援に頼って生活しています。そこで、ユニセフや他のNGOと話し合って、健康な生活を送るために石鹸や洗剤、歯ブラシ・歯磨き粉を配ったりもしています。人々が狭いところにいっぱい住んで病気がすぐに広まりやすい環境なので、このような衛生キットは、大変喜ばれています。

人びとはまだいろいろなことで困っていて、ジェンはスリランカの役所や国連、他のNGOといろいろ話し合い、避難している人々や荒れ果てた村に戻った人々が安心して生活できるように支援しています。

ムクンタン(プロジェクト・オフィサー)

支援を受けた人の声
201005JEN15.jpg

氏名:シバラサ(67歳男性)

これまで、テント暮らしでしたが、ジェンの支援で家の材料となるトタン板と木材が手に入ったので、ようやく簡単な家を作ることができました。妻を先の戦争で亡くしたので、今は未亡人の娘と孫の3人でくらしています。テント暮らしは、日中ものすごく暑く、夜は野犬や強盗が襲ってくる不安で安眠できませんでした。新しい家には小さいドアと鍵をつけたので、物理的にも精神的にも安心して過ごすことができます。

これからは、生活を立て直すため農業を再開したいと思っています。ただ、農具や種を全部失ったので、どうするか考えているところです。

氏名:ナワム(47歳男性)

3月に自分たちの村に戻ってきて、これまで国連から米や小麦粉などの穀物と砂糖・油などしか受け取っていませんでした。そして4月、ジェンからカレー粉やココナツなどの食料品を受け取りました。7人家族なので大変助かります。ジェンから調理用食材を受け取った日は、久しぶりにおいしい味付けをした4種類のカレーを食べることができ、お祭りのような気分でした。

私は車の修理工なので、早く仕事を探そうと思っています。しかし、妻が先の戦争で亡くなったので、私が仕事で遠くに出かけることを子どもたちがまだまだ不安に感じていてそれもできないでいるところです。




ワウニア北部は依然、政府軍による規制が厳しく住民は顔写真を取られたくないとのことでしたので、トタン板で再建した家や家族の写真を添付しました。ご了承ください。(JENスタッフ)

/ /