あふれる笑顔だより一食レポート

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環境保全型農業研修による生活改善

これまでの成果

2011.9.2記載


2010年度は、参加者たち(毎月約10名)は、2009年度に学んだ基礎的な持続的農業の手法について日々菜園づくりを実践をするなかで繰り返し学び、その技術が定着するよう努めてきました。その結果、2010年度末時点で、自分で採種・苗作りをして栽培できるようになっています。このことは初期投資なしで野菜を作れることを意味し、活動の持続性につながります。

また、様々な種類の野菜を組み合わせながら栽培する混作ができるようになっており、冬季・乾期でも菜園から複数種類の野菜が採れるようになり、年間を通じてなんらかの食料を確保できるようになってきています。一方で、計画に基づいた栽培の難しさが課題として確認されていますが、参加者自らが学校菜園のスペースを半減させ、まずはその中で適切に管理(栽培・利用)できるようになることを目指すなど、その意味は理解されてきています。

参加者のなかには2010年度中に職を失ったばかりの人が複数いますが、2009年度からの活動の結果「自分で食べ物を作っているからなんとか食べていけるし、子どもも食べさせられる」という状況になっており、参加者全員が菜園で得られる食料で生活を支えています。

本事業では、持続的農業により「お金をかけずに食べ物を作ることで都市部貧困層の人びとが外部環境の影響を受けにくくなる」こと、つまりは彼らが生き抜いていくためのツールを増やすことで様々な状況に対応できるようになることで、その生活環境をよくする=生活を不安定なものにさせないことを目指していますが、この意味で活動を通じての成果が現れ始めています。特に2010年度は食料価格が高騰する中で、全員が自給し、余剰を売ることでなんとか食いつないでいます。

また、支出が減った分のお金で資材を購入し、自分でスモールビジネスを試みる参加者もいます。「自分の手で工夫して生きていくことが大切である」という発言が聞かれるとおり、研修参加者間においては、都市であっても仕事を探すだけではなく自分で食べ物を作ることが生活を支える方法の一つとなると認識されてきています。

 

支援を受けた人の声

氏名:ジョセフ・ムラバ(女性、69歳)

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近所に暮らす自分の子どもたちも職がないため、孫も含め家族は自分の年金と学校菜園で採れる野菜でしのいでいます。自分はこれまで貧困にあえいできて、なんでこの年になってまで一生懸命働いて苦しまないといけないのかとやる気をなくすときもありました。

だけど3月の東ケープ州での経験交流を通じて、JVCのかつての研修生である農民たちの生き方から多くのことを学び、決して若くない人たちが農民としてよく働き、しかも幸せそうに生きていることに衝撃を受けました。これからの自分の道は、研修で学んだことをきちんと実践して、自分の手を使って生活をよくしていき、菜園研修の参加者を含めて若い人たちに生きていく姿を見せていくことなのだとわかりました。

 

 

氏名:ブィエルワ・メイ(女性、50歳)

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今まで自分はお金がないと何もできない、幸せになれないんだと思い込んでいましたが、東ケープ州での経験交流を経て、自分の手で工夫することで生活を豊かにしていけることを知りました。都市には「仕事を探している」というのを理由に何もしていない人も多いけどそういう人たちに自分が実践することでそうでないことを示していきたいです。

 

 

 

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