ゆめポッケ
配布団体担当者のインタビュー
2009.6.3記載

【牛久保純平さん・JEN東京本部プログラムオフィサー(アフガニスタン・パキスタン担当)】
アフガニスタンでは長年にわたって戦争や内戦が続いていました。そのため、現在も物が不足するなど、人々は厳しい環境下で生活しています。
子どもたちにとって大切な学校も5割以上が壊れたままで、多くの場合、授業は屋外やテントの中などで行われています。また、かばんを持っていない子どもたちはビニール袋に文房具を詰めて学校に通っています。文房具を持っていない子どもたちも非常に多く、そのために学校へ通うことを嫌がる子も少なくありません。
そうした子どもたちにとって、皆さんからの「ゆめポッケ」が届けられ、見たことのないぬいぐるみやおもちゃ、カラフルな文房具を手にすることは非常に大きな喜びです。笑顔が溢(あふ)れ、うれしさのあまり泣き出してしまう子もいるほどです。文房具だけでなく「袋」が通学用のバッグとしても使われるなど、「ゆめポッケ」は子どもたちが学校に通うための支えにもなっているのです。
ジェンは「ゆめポッケ」の配布にあたり、ポッケを誰が作り、どのように届けられているかを子どもたちに必ず説明しています。小・中学生の皆さんの温かい気持ちは、アフガニスタンの子どもたちに確実に届いています。今後、子どもたちが意欲的に学校へ通うのを後押しする意味でも、文房具の割合を増やして頂けると有り難いと思います。
紛争などの対立が起きる大きな理由の一つとして、「無関心」ということが挙げられると思います。大切なのは人に対する思いやりの気持ちです。私自身、立正佼成会の小・中学生の皆さんが他の国の子どもたちのことを考え、心を込めてポッケを作るこの活動に感銘を受けています。気持ちを行動に移すことは本当に大変なことだと思うからです。小さな交流の種が、戦争や対立のない世界をつくる礎になっていくことを願います。
(2009年5月17日『佼成新聞』より)