あふれる笑顔だより一食レポート

テーマ
貧困
難民
育成
環境
福祉
緊急


伝統文化保存プロジェクト

2010年10月~12月

2011.8.10記載


1. 自然環境保全に関する活動:スヴァイリエン州スヴァイチュルム郡での苗木育成所支援

スヴァイチュルム郡の11kmにわたる水路沿いに苗木を移し終えたため、苗木育成所の若木は残りわずかとなりました。この3ヵ月で、418本の新しい苗木と96本の新しい若木が育ち、寺院や学校に配布されました。結果、2010年末時点で苗木育成所には、3,589本の苗木が残っています。

12月は、アンコール・サー寺院の苗木育成所がトノットチュルム寺院に移され、トノットチュルム寺院にある既存の育成所が拡大されることになりました。従って、スヴァイチュルム郡では南部のトノットチュルム寺院と北部のボエン・ライ寺院の2つの大きな苗木育成所が本活動の中心になります。

チュア・パル(SVA文化事業コーディネーター)

 

支援を受けた人の声

氏名:ハン・バニー師(タソス小学校副校長、53歳)

 

s201012SVA01.jpg

2001年より小学校の副校長として働いています。タソス小学校は2008年および2010年の2回にわたり本事業のご支援として苗木をいただいています。おかげさまでたくさんの木が育ってグリーンシェルターのようになり、子ども達のために日陰をつくってくれています。2010年の終わりには、さらに学校の校庭に植える若木を提供していただきました。SVAが主催した環境保全のための研修会にも参加したので、日々の生活のなかで木の大切さや有益さについても理解できました。スヴァイリエン州は戦争のために広範囲で森林が失われてしまった地域のひとつです。だから、みなさんに私たちの地域、スヴァイチュルム郡で緑を増やすお手伝いをしていただき、大変感謝しています。

 

 

氏名:ロン・サローン師(ボエン・ライ寺院僧侶、20歳)

 

s201012SVA02.jpg

私はいつも時間があるときに種を発芽させる準備や若木の水遣り、雑草とりなどを手伝っています。時々、村の人たちが自宅に植えるための苗木を取りに来ています。この苗木育成所によって、長年、木が無かった私たちの地域に緑を取り戻すことができたら嬉しいです。この活動を来年も続けていきたいと思っています。

 

 

氏名:ソウ・ソウン氏(スヴァイリエン州宗教文化局職員、60歳)

 

s201012SVA03.jpg

1968年よりスヴァイリエン州スヴァイテップ地区の仏教僧侶となりましたが、1975年ポルポト政権下で僧籍を剥奪されました。2001年にスヴァイリエン州の宗教文化局職員として働き始めました。SVAが主催した仏教寺院を通じての文化遺産や環境保全についての活動に積極的に参加しました。カンボジアの寺院は伝統文化の継承だけではなく、地域の発展のために重要な役割を担っていますが、この点については特に国際社会においてはあまり注目を受けていません。ですので、私たちの能力強化をサポートしつづけてくれるSVAの活動はとても有難いと思っています。この数年で、私たちはとりわけ環境保全について特筆すべき到達点にたどり着いたといえるでしょう。スカイチュルム郡の水路沿いに植えられた木々がその結果です。今やスヴァイチュルム郡はスヴァイリエン州における1つのモデル地域となっています。

 

 

 

/ / /