あふれる笑顔だより一食レポート

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伝統文化保存プロジェクト

2009年12月~2010年2月

2010.10.2記載


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1.既存のアンコール・サー寺院とクロール・コー寺院の苗床育成所からの分岐として、追加で2つの苗床育成所をたてました。

新しい育成所は10メートル×6メートルの大きさで、木材でたてられ、ビニールシートで覆われており、水遣りの設備もあります。それぞれのコミュニティが苗床育成所をたてる際に、責任をもって土ならしを行い、また、木の柱、竹、釘などたてるために必要な資材の提供を行うなどのサポートも行っています。一方、SVAはビニールシート、種、ビニール袋、水やりの設備などの特殊な資材の供給を行い、種の袖手や、管理、苗後育成、その後の世話や植樹についてのアドバイスを行っています。


2.苗木育成活動

2009年2月より、SVAはスヴァイリエン州の4つの苗床育成所の支援をしています。この4つの苗床育成所でおおよそ25,000本の新しい苗木を育成し、既存の種類の若木を4,000本育てました。

一方コンポントム州では、1つの苗木育成所の支援をしています。2月には、この苗木育成所を大きくし、18メートル×6メートルの大きさの木材でつくられビニールシートに覆われたものになりました。ここでは、500本の新しい種類の苗木と15,000本の既存の種類の若木を育成しました。

この期間、SVAは種、肥料、ビニール袋などを配布し、苗木育成などあらゆる活動のフォローアップや苗木の世話などに関する技術的なアドバイスを行いました。


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3.2010年1月12日から16日の期間、スヴァイリエン州とコンポントム州サンボープレイクックから10人の僧侶とコミュニティーのリーダーたちのために、研修ツアーを実施しました。


4.2010年3月19日~26日の期間、コンポントム州およびスヴァイリエン州から25人の長老が参加し、コンポントム州で寺院運営管理に関する研修を行う予定です。現在は、必要な書類の準備や各講師との打合せを行っています。

この3ヶ月の間、私たちの活動は、計画時に設定していた活動やその目標と比較すると、目だった成果を得ているといえます。コミュニティの裨益者とSVAとの間の協力体制は日ごとに強化されており、それが草の根レベルにおいての協同の成功を導いています。地方行政との関係もとても密なものであり、お互いに深く理解しています。そのことが、多くの活動は満足のいく結果を得られ、対象地域における全ての人びとによる伝統文化や自然環境保護への気づきや、活動への関心、そして具体的な活動を行う動機付けにもつながっています。


ハム・ヴィチェット(SVA伝統文化事業課調整員)



○自然保護と伝統文化保存に関する事業について

私は、ヴァン・ソペアックです、SVAカンボジア事務所で総務の仕事をしています。仏教寺院を通じてのクメール文化保存と自然環境保護について誠実に支援をしています。事業地を訪問して以来、私は毎年、この活動がたくさんの進歩を生んでいることを感じています。事業地でのコミュニティの人々や僧侶の方たちの変化にはとても感銘を受けました。さらに、さまざまな種類の苗木の育成や若木の植林も拝見しました。

寺院や村と同様に、コミュニティの森林地域においても更なる植林を行うことができればと思っています。これらの活動が、村の人たちの精神的な動機付けや努力をもたらし、そのことによりコニュニティが再生し、伝統や文化が復興することを期待しています。このような大きな成果は、立正佼成会様のご支援なしには、SVAだけでは到達することができなかったと思います。コミュニティの人たちがさらに積極的に活動することを強く望んでいます。

ヴァン・ソペアック(SVA総務課調整員)



支援を受けた人の声

氏名:リアム・サヴォウン老師(スヴァイリエン州スヴァイチュルム郡タノットチュルム寺院住職)

○自然環境と文化保護について

私はリアム・サヴォウン。スヴァイリエン州スヴァイチュルム郡のタノットチュルム寺院の住職です。2007年に1度、SVAがコンポントム州とシェムリアップ州で実施した研修ツアーに参加したことがあります。文化や伝統、自然環境の保存は持続的な人間らしい生活を送るために必要不可欠なものであることを知りました。それから、私は、ワークショップやセミナーなどSVAが実施した多くの活動に参加しました。

私はそれらの活動から、たくさんの新しい考えを学び、経験しました。また、クメールの歴史や文化、芸術について学ぶと同時に、クメール文化や伝統、自然環境を次世代に引き継いでいくことについて他の人たちとどのように共有していくかについても学びました。


氏名:チャン・ヴィボル(スヴァイリエン州スヴァイチュルム郡クロール・コー中学校生徒)

○自然環境の保護について

私はチャン・ヴィボルです。クロール・コー中学校の10年生で、17歳になります。スヴァイリエン州スヴァイチュルム村郡クロール・コーのコミュニティの中にある、コークカンドル村に住んでいます。私の家は農業をしています。7人の兄弟姉妹がいます。

今日、私は友達といっしょに種を発芽する活動に参加することができて大変幸せに思っています。先生の指導で学校の植樹をしたことはありましたが、種の発芽をするのは初めてでした。今日は新しい学びや経験をすることができたと思っています。この経験から学んだことを家や学校でも実践していきたいと思っています。私の夢は、学校にもっと木陰ができて、村にもっと木や果物が増えることです。

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