あふれる笑顔だより一食レポート

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伝統文化保存プロジェクト

2008年12月~2009年2月

2009.7.31記載


◆アンコー・ソー寺院、クロール・コー寺院にある苗木育成所の支部として、新たな苗木育成所が2箇所に設置されました。トノット・チュルム寺院と、もうひとつはボエン・ライ寺院です。この新しいシェルターの大きさは10m×6mで、木や竹で組まれた枠組みがビニールシートで覆われており、水の供給システムも備わっています。

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各々のコミュニティは、シェルターの建設にあたって建設場所の土盛り作業を行うほか、はじめに木材、竹、釘など建設資材を用意する役割を負います。SVAはビニールシート、種、ビニール袋、水供給システムの用意のほか、種の配布、発芽のさせ方やその後の世話の仕方についてのアドバイスを行ないます。

◆苗木の育成活動:2009年2月現在、SVAは、スヴァイリエン州において4箇所の苗木育成所を支援しています。この4箇所の育成所では約25,000もの新しい種が生産され、以前から世話をしている4,000本の若木を引き続き育てています。コンポントム州では、1箇所で苗木の育成活動を支援しています。2009年2月、シェルターを18m×6mの大きさに広げる作業を支援しました。

シェルターは、これまでと同様に、木で作られ、ビニールシートで覆われ、水供給システムも備わっています。その後、500もの新しい種が生産され、15,000本の若木の世話を引き続き行なっています。この期間、SVAは種、肥料、ビニール袋を配布するなどの支援活動をしました。そのほか、苗木を育てる活動や、若木の世話などで技術的に支援するなど、すべての活動においてフォローアップを行なっています。

◆SVAは、2009年1月12日から16日にかけて、僧侶やコミュニティリーダーら10名を対象に、スヴァイリエン州とコンポントム州サンボー・プレイクック地区において、互いを訪問して情報や意見を交換するための訪問研修会を行ないました。

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◆2009年3月19日から26日にかけて、コンポントム州において寺院経営のトレーニングが始まります。コンポントム州とスヴァイリエン州の25人の僧侶やコミュニティリーダーが対象です。現在、私たちは必要書類の準備やさまざまな講師と調整を行っています。

この3ヵ月間につきましては、私たちの活動は、事業計画や目標への達成に向かって注目に値するほどより良く進んでいると言うことができます。地元の受益者とSVAの協力関係はますます良くなっており、草の根レベルでの私たちの活動を成功に導いてくれています。また、SVAと地元有力者との関係もまた、ますます近しくなり、温かい心で互いに理解し合えるようになっています。

私たちのこの活動の結果として、多くの人たちが文化や伝統、自然資源の保護について気づき、私たちの活動対象地域のすべての人々が興味を持ち、意欲が向上して、具体的な活動を起こすようになりました。

担当者:ハム・ヴィチェット 伝統文化事業課調整員


スタッフの声

ヴァン・ソペアック(SVA文化事業課調整員)

自然保護および伝統文化保存について

私は、SVA調整員のヴァン・ソペアックと申します。私は仏教寺院の活動を通してクメール文化の保全や自然保護に真摯(しんし)に取り組んでいます。私が最初に事業地に赴いてから、年ごとにいろいろな進歩や発展に気づきます。地元のコミュニティや僧侶たちの変化がとても印象的です。さらに、たくさんの種類の苗木が育ち、数多くの若木が植えられるのを見てきました。

私はSVAが植林活動を寺院や村人たちに広げるのと同様に、地域の森に広げることができて感謝しています。私はこれらの活動がコミュニティの再生や、伝統文化の復活のために地域の人々が努力したり、まとまったりすることを期待しています。この活動を支えてくださる立正佼成会なくしては、SVAはすばらしい成果にたどり着くことはできませんでした。今後とも続けて支えてくださるよう、そしてこの活動でコミュニティがよりいっそう活発化し、多くの人が参加していくことを心から強く願います。


支援を受けた人の声

レアン・サヴォーン僧院長(スヴァイリエン州スヴァイ・チュルム郡、トノット・チュルム寺院住職)

自然保護活動および伝統文化保存活動

私は、スヴァイリエン州スヴァイ・チュルム郡にあるトノット・チュルム寺院の住職をしております、レアン・サヴォーンと申します。私は2007年に、SVAのコンポントム州とスヴァイリエン州との訪問研修会に一度参加する機会を頂きました。私は、人間らしい生活を続けるために、伝統文化保護や自然保護が極めて肝要であるということに気づくことができました。あの訪問研修会のときから、ワークショップやセミナーなどといったSVAが主催する活動にたくさん参加しています。これらの活動から、私は新しいアイデアや、他の参加者の経験談を得ることができました。私はクメールの歴史や文化、芸術を学びました。そして、次の世代のためにクメール文化や伝統や自然資源の保護について、どのように他の人々と共有するかということも学びました。

苗木育成所というもう1つの私の夢が形になりました。これまでも、私は種を発芽させてはきましたが、実際には自分の寺院や近隣の信者の人たちが植える程度の小さな規模でした。人々が私に果物を施してくれたときには、その果物の種をとっておきました。そしてその種を育て、寺院の近隣の人々にお返しに渡すのです。

私はよりたくさんの若木を育てていけると期待しています。私はこの村をはじめ郡にも、より一層、緑が多くなることを強く望んでいます。すべての寺院が木の散歩道となることでしょう。そうして日常生活に使う木炭や果物が人々に十分にいきわたることを願っています。最後になりましたが、トノット・チュルム寺院と私自身におきまして、ご支援くださり、私の夢をも可能にしてくださる日本の立正佼成会様に、心からの感謝を申し上げます。そして、近くにいて支えてくれているSVAにも感謝申し上げます。


チャン・ヴィボル(スヴァイリエン州スヴァイ・チュルム郡、クロール・コー中学校・学生)

自然保護活動

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私はチャン・ヴィボルと申します。クロール・コー中学校に通っています。10年生の17歳です。私はスヴァイリエン州スヴァイ・チュルム郡クロール・コー集合村コーク・カンダル村に住んでいます。私の家は農家で、私は7人兄弟です。今日、私は友達と一緒に種を発芽させる活動に参加して、こんなにすばらしい機会を得られてとてもうれしいです。私は学校で、先生に習って植樹をしたことがあります。

木になる前にこうやって種を発芽させたことは1度もありませんでした。だから、今日は新しい学習ができてよい経験をすることができました。私は、今日の経験やここで学んだことを自分の家や学校で実践してみたいと思います。今私が望むのは、私の通っている学校にもっと木陰ができることです。そして、この村が果物の木やほかの色々な木でいっぱいになってほしいです。

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