森林保全・持続的農業プロジェクト
これまでの成果
2010.7.4記載

3年間で合計15村を予定しており、現在、1年目が経過しました。これまでに以下のような活動を実施しました。
<村の選定、参加型調査>
2009年1月~6月にかけて計5村にて参加型調査を実施しました。また、11月~2月にかけてさらに10村の選定、参加型調査を実施し、一緒に活動に取り組む村の全体像をつかむことができました。「ブルー」と呼ばれる少数民族の村が多く、ラオス語が分からない村人も多いことから、少数民族のスタッフを採用しました。
<森林保全活動>
上記の参加型調査で、自然資源がだんだん減っていることが村の問題となっていることが分かりました。将来も持続的に利用できる方法を、ということで川の一部を禁漁区とする「魚保護エリア設置」の活動が始まりました。先進事例を学びにスタディツアーに行き、保護規則の設置、近隣村との話し合いを行い、看板を村の入り口に立てました。12月には正式に郡長や県長も呼んで開所式を実施。また、少数民族青年による人形劇グループを結成し、研修を行いました。今後、人形劇を使って、土地森林委譲の実施に備え、法律や持続的管理の方法を村人に紹介していきます。
<農業・生活改善>
・米不足に対する活動として、稲作技術改善、米銀行の活動を進めました。稲作技術改善は幼苗一本植えを紹介したビデオ上映やカムアン県の実践農家を訪問しました。また、堆肥研修を併せて実施し、土づくりの重要性を知ってもらいました。米銀行については2村にて規則や委員会の設置を行いました

・家畜が死んでしまうケースが多いことから、1月の寒くなる時期に併せてワクチン接種や飼育研修を実施しました。また、養魚研修として、同じ県内の実践農家の訪問も行ないました。
・6ヶ月に渡って乾季が続きますが、この間は雨が全く降らず、飲み水すらも不足します。このため、井戸支援を実施しました。まずは4村にて村内の壊れている井戸について、メンテナンスのための基金の設置、補修を行いました。(写真:乾季に水を確保するために、井戸補修を実施)
<スタッフ研修>

4月から12月の9ヶ月で那須・アジア学院の研修にラオス人農業担当スタッフが参加し、有機農業の実践方法、農村リーダーとしての研修を受けました。「自分の目を、耳を、頭を開かせてくれた有意義な研修でした」とのことで、現在、ラオスの活動を中心になって進めています。日本滞在中は多くの方々と交流し、ラオスやJVCの活動について話をしました。(写真:18カ国30人の研修生とともに学ぶ)