あふれる笑顔だより一食レポート

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持続的農業プロジェクト

プロジェクト終了報告

2009.9.18記載


【プロジェクト全体の成果】
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活動の終了に当たって、4月にラオス行政、村人とともに終了前評価を実施した。その結果、以下のことが分かった。

[森林保全活動]

■成果

・森の正式な登録は18村(1995年の最初の登録から合計37村の森を正式に登録)となった。この過程でほとんどの村で当初の問題だった隣り村との境界線問題を解決した。

・正式な登録により、外部の企業などからの村の森や土地の取得は必ず村人の承認が必要となった。特に植林企業の進出が目覚しい地域では、村人が企業の進出を検討し、拒否する事例も出てきている。

■課題

・2007年10月から村の森を中心になって守る森林ボランティアの育成を行ったが、森林管理研修として実施したものの中には村人にとっては実施が難しいものもあった。

※この4月評価の後、8月に森林ボランティア経験交流を行い、どうやって森の伐採などの問題に対応しているかなど、各村の対処事例の学びあいを行った。

[農業・生活改善活動]

■成果

・米の収量を増やす「幼苗一本植え(SRI)」技術が村人の間に広まっていることが確認された。他の村人にSRI技術を普及している村人も出てきており、今後も村の内外で拡大していく可能性が高いことが分かった。

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・果樹や家庭菜園として1,2年で収穫できるバナナやパイナップルが育成しており、販売により現金収入も一部で得られていることが分かった。

・乾季の水不足に対して、浅井戸の建設を行った。およそ90%の井戸で衛生的な水が1年を通じて確保されている。

■課題

・果樹では一部現金収入につながるものもあったが、収入向上については3年の期間内では目立つような成果を上げられなかった。ただし、2005年、2006年に支援した果樹苗や籐があと2,3年内で育つため、今後に期待できる可能性はある。

森を守り、農作物の種類を増やし、収量をあげて食料を確保するという目標は上記のとおり、一定の成果に達していることから、カムアン県における活動は予定通り2008年9月をもって終了することになった。

【今後の展望】

カムアン県における活動については、浅井戸が2009年3月時点でのフォローアップで訪問した際にもまだ1村で建設が終了していなかったため、引きつづき2010年の1~3月の乾季でフォローアップを行っていく。また、米銀行として支援した原資の米について活動終了後3年が経過した2011年の時点で原資の返却をしてもらい、他の村の活動資金として利用してもらう予定。


スタッフの声
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1993年から続いたカムアンプロジェクトの終了式を、9月11日にJVCカムアン事務所で行いました。ついに、15年という長い年月の幕引きをする時が来ました。未熟者の自分がこの日を迎えることができたのも、県の農林局のカムフアン氏、カムソン氏、元農林局長のシビサイ氏、カウンターパートとして一緒に活動してきたラオス人行政官の二人、ラオス人スタッフのみんな、タケーク日本人会、支援者の方々、JVC東京の仲間など、本当に多くの人たちのサポートがあってこそ。自分の仕事は全て「人」に支えられているのだと心から実感することができました。

初めてカムアンに来た時、マハサイの山々を見上げ本当に美しい場所だと思った、あの日から3年。経済開発を受け入れながらも、日本人が失ってしまった人と自然が一体になった暮らしや人々が思い合い、助け合う心などをこれからもぜひ持ち続けてほしいと思いながら、活動を行ってきました。本当にありがとうございました。

新井綾香(ラオス事務所現地代表)


支援を受けた人の声

カイさん(D村)(「幼苗一本植え」という稲作の増収技術にもっとも熱心に取り組みました)

幼苗一本植え技術は水の管理と除草が面倒だが、自分達のこれまでやってきた方法とほとんど変わらず、どんな村人にも取り組めるものだ。自分の田で引き続きこの技術を使って、これまで化学肥料を入れてきた田と比較しながら取り組んでいきたい。

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