農業による生計改善、環境教育
これまでの成果
2010.7.4記載

稲作技術改善
2009年度にはSRIの基礎技術研修を33村で実施した他、別の1村でSRI試験田を通じた相互訪問研修を実施しました。基礎技術研修では、収穫量が安定、改善するように、畦をしっかりと整え保水をする大切さや、田んぼをできるだけ水平にする必要性、苗床を数回に分けて準備することなどが2008年度の研修内容に追加されました。(写真:SRIに取り組んだ農家の収穫)
33村での基礎研修に参加した農家は1,059名でした。その他、ビデオ上映会を5村(約800名参加)、相互訪問研修を4村(103名参加)、収量調査研修を1村(123名参加)で行いました。研修を受けた農家のうち、294名がSRIによる稲作に取り組みました。
栄養菜園普及
2009年は合計で35村まで活動を広げました。栄養菜園への農家の関心は高く、これまでJVCが技術支援を行ってきた村では、年々の技術の向上とともに収穫量も増加しています。種の採種を出来るようになった農家が増え、その種を近隣の人や村どうしで交換し合うなどの行動が見られるようになりました。
苗木作りと植林支援
2009年度に苗木として生産・配布したのはタガヤサン、ギンネム、キダチデンセイの緑肥、堆肥、家畜の餌、蒔きなどに将来的に使用できるマメ科の多目的樹と、グアバ、カスタードアップル、ジャックフルーツ、マンゴー、サポジラの果樹の苗木でした。マメ科の苗木を20村の400世帯以上の農家と1つの小学校に対し合計10,066本を配付しました。果樹の苗木については、15村の466世帯の農家に合計2,555本を支援しました。
その他の農業研修
2009年は18村で堆肥作り研修を実施し、547人が参加しました。そのうち、93人が堆肥作りに取り組みました。研修では堆肥とは何か、なぜ堆肥が重要なのか、どうやったらよい堆肥を作れるのかということを具体的に説明しました。
学校教員への研修
4校の小学校にて、全ての教員に環境教育に向けた訓練を実施することができました。内容は、環境に関する基礎的な知識と環境教育を実施する上でのファシリテーション技術を含めたものでした。

学校を中心とした環境教育支援
通常の授業の他、児童に生物多様性を意識した学習の場を提供する目的で、田んぼ、畑、堆肥作り、池等を併設したビオトープを学校の敷地内へ設置しました。その他、環境に関する書籍を児童が閲覧できる場としての図書館を整備した他、先生に向けたスタディツアーを開催しました。(写真:学校田の成長した稲を前に誇らしげな子どもたち)