農業による生計改善、環境教育
2011年1月~2月
2011.6.10記載

~先生方が考え学ぶことで、子どもたちも変わっていく~
シェムリアップ県チークラエン郡の新規対象の6つの小学校で環境教育を実施しています。その活動の中で、子どもたちの学習意欲が湧くような授業を行うための教員のキャパシティビルディングに力を入れています。普段子どもたちを指導する立場にある教員ですが、この活動を通して自らも新たな知識を学び、子どもたちの力を伸ばす指導力を養っています。
今学期は、稲作研修、自然堆肥研修、植樹研修を実施しました。研修に参加した教員は、初めて学ぶ農業技術に興味を示していました。自らも学び、発見することの面白さを感じることで、教師が教えることを暗記・復唱するだけではなくて、子どもたちが自ら体験して得られる学びが重要であることに気付き始めています。
カンボジアの教育が抱える課題の一つに、生徒に「教える」ことが教師の使命だと思っている教員が多いことがあげられます。「教える」ことは大切ですが、子ども自身が興味を持って、主体的に学ぶ意欲を側面的に支援することも、教師として大切な役割だと思います。子どもたちが、楽しい、もっと知りたいと思えるような授業をできるようになれば、カンボジアの教育の質も向上します。そのためには、まず、教員自身が学ぶことの面白さを体験をすることが重要ではないかと思います。
樋口 正康(環境教育担当)
支援を受けた人の声
氏名クロウチ・ケング(サマキエカピアップ小学校校長)

環境教育をきっかけに植え方を変えるだけで稲作の収量が増加することを発見することができて、個人的にとても嬉しかったです。また、環境教育を実施することで、学校の環境も良くなります。人の生活環境が良くなれば、地域の人々、特に子どもたちの健康も改善するでしょう。そして、自ら学校や家庭をきれいにする意欲がうまれるでしょう。
写真:苗床に堆肥をまくクロウチ先生
氏名:ソッ・パイ(ラズメイサマキ小学校校長)

自然堆肥作り、野菜栽培、植林、ゴミの分別など、JVCの研修でいろんなことを学びました。今後の目標ですが、まずプラスティクなど燃えないゴミ用のゴミ箱と燃えるゴミ用のゴミ箱を用意して、学校清掃に力を入れたいです。また、今後とも環境教育を継続して、私の学校の環境や生徒の意識が良い方向に変わっていって欲しいと思います。
写真:研修中に笑顔をみせるソッ先生