
かつて緑が多く溢れたカンボジア。木々が生い茂り、食べ物に困ったことはないといわれました。そんなカンボジアも、70年代の内戦で国土は疲弊し、多くの人材を失いました。90年代に入ると海外からの援助によって徐々に復興が進み、2000年代に入ると外国企業の投資活動も活発になり、急速に経済発展が進むようになりました。
一食平和基金の支援による各種事業
JVC/ カンボジア/ 貧困/ 環境/
2011.9.3記載

かつて緑が多く溢れたカンボジア。木々が生い茂り、食べ物に困ったことはないといわれました。そんなカンボジアも、70年代の内戦で国土は疲弊し、多くの人材を失いました。90年代に入ると海外からの援助によって徐々に復興が進み、2000年代に入ると外国企業の投資活動も活発になり、急速に経済発展が進むようになりました。

カンボジアでは7月頃から本格的な雨期に入り、田起こしや稲の苗床を作り、そして、田植えが始まりました。活動地の農家も一家総出で田植えを行っています。伝統的な稲作では収穫できるコメが少ないため、小規模農家の中には食べるコメを買わなくてはいけない農家もいます。

4~5月にかけて、昨年度の活動の内容や結果を報告し、今後の活動計画について話し合うためのワークショップを行いました。参加者は、活動地域の村長、郡の行政官、県農業局および環境局の職員、教員、地域住民など地域づくりを担う100名以上の関係者が集まり、活発に話し合いを行うことが出来ました。このワークショップでは、近年、活動を開始した「環境教育」の意義や活動内容について議論する時間も取り、参加者の理解を促すことができました。

◆ 稲作改善の研修と生計改善
苗の植え方を変えることで化学肥料に頼らずとも米の増収につながる農法「幼苗一本植え(SRI) ※」の研修を新たに22村で行いました。これまでに活動で述べ640世帯の農民がSRIの実践に取り組んでいます。SRIを実践する農家の様子を見て、近隣の村からも研修実施の要望が来るようになりました。また、9村で堆肥作り研修を行い、182世帯の農民が堆肥作りに取り組んでいます。土づくりの大切さが、徐々に農民の間でも実感されるようになってきました。

~先生方が考え学ぶことで、子どもたちも変わっていく~
シェムリアップ県チークラエン郡の新規対象の6つの小学校で環境教育を実施しています。その活動の中で、子どもたちの学習意欲が湧くような授業を行うための教員のキャパシティビルディングに力を入れています。普段子どもたちを指導する立場にある教員ですが、この活動を通して自らも新たな知識を学び、子どもたちの力を伸ばす指導力を養っています。