2009年5月、政府軍と反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結。翌年1月の選挙で現職大統領が再選を果し、4月の総選挙では大統領所属の与党が過半数を確保し、安定政権が築かれることになりました。以来、爆弾テロやゲリラ的な攻撃も発生しておらず、政府軍・警察によって国内の治安は保たれています。
一食平和基金の支援による各種事業
JEN/ スリランカ/ 難民/
2011.8.31記載
2009年5月、政府軍と反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との紛争が終結。翌年1月の選挙で現職大統領が再選を果し、4月の総選挙では大統領所属の与党が過半数を確保し、安定政権が築かれることになりました。以来、爆弾テロやゲリラ的な攻撃も発生しておらず、政府軍・警察によって国内の治安は保たれています。

昨年、立正佼成会のボランティアチームに訪れて頂いたバティカロア県事業について、昨年11月末に無事、農業用井戸40基を建設し、井戸管理委員会への組織強化、農業用種や苗の配布などの各活動をお陰様で完了することができました。雨期が激しくなる前に完成させようとバティカロアチーム一丸となって活動してきましたが、12月に入って大雨となり2つの活動地域の1地域(キラン郡)に洪水のため入域できなくなったときには、11月末で完了してよかったと、皆、安堵しておりました。
ジェンのスリランカ支援は、2005年南部ハンバントタ県における津波被災者を対象とした緊急・復興支援から始まりました。2007年からは東部バティカロア県に活動地域を移し、紛争被災者を対象とした心のケアと復興支援、帰還民支援事業を開始。紛争や津波によって生計手段を失われた帰還民の再定住を支援しました。現在は、帰還民の生活再建支援を中心に事業を行っています。北部では、2009年6月からワウニア県における避難民支援事業を開始。避難民キャンプに設置された水タンクに給水車による給水を緊急期6か月間行い、避難民約38,247人に対し、1人1日あたり15リットルの水を毎日供給しました。

この事業は農業用井戸の建設を通して、長年の紛争で厳しい生活を強いられていた人びとが生計を立て直すことを支援しています。もともと岩場の多い地域で深さ10メートルの掘削さえ削岩機を使って掘らなければいけないところが多く、掘削がなかなか思うように進みませんが、人々の自分たちの土地で生計を立て直したいという強い思いが心の支えとなっています。
スリランカ東部・バティカロア県は2007年1月、内戦で掃討作戦の戦場となり、04年12月にはスマトラ沖地震によるインド洋大津波の大きな被害にも遭った地域です。一食平和基金はJENと合同で帰還民支援事業を実施しています。現地ではJENによって野菜栽培や魚網作りなどのプロジェクトが展開されています。