あふれる笑顔だより一食レポート

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給水設備緊急修復プロジェクト

プロジェクト概要

JEN/ イラク/ 難民/ 育成/

2010.8.10記載


背景
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イラクには2003年の開戦以来大幅な治安改善が見られないため、国際社会の支援が届き難く膨大なニーズに対応することができない状態が続いている地域があります。また、政府より産業上・宗教上において重要視されてこなかったために、戦争以前から恒常的に整備が不十分であった地域も存在します。(写真:壊れたままの水飲み場)

こうした状況が続く中、コレラ、腸チフス、赤痢、A型・B型肝炎など、水因性の病気が毎年イラク保健省およびWHOから報告されています。これらは衛生環境が整っていれば十分予防しうるものです。

さらに、イラク移住省および国際移住機関によると、バグダッド県、ディヤラ県およびアンバール県(特にラマディー市)では国内でも最も多くの帰還民を有しており、これからの帰還民受け入れにあたり様々な側面の支援が必要となることが考えられます。

 

プロジェクトの内容

2010年12月初旬から開始した事業では、首都バグダッド北東に隣接するディヤラ(Diyala)県とバグダッドから北上した所に位置するキルクーク(Kirkuk)県が新たな活動場所として加わりました(バグダッド、バビル、アンバール、ディヤラ、キルクークの計5県)。ディヤラはアンバール同様2006~2007年にかけて激戦地となっており、多くの学校が破壊されたと伝えられています。また、イラクで最も基本的社会サービスを享受できていない県とも言われています。避難民、帰還民、多様な民族(アラブ、クルド、トルクメン)が混在するキルクークでもニーズに対し国際支援が依然不足しています。2007年にイラクで大流行したコレラの約60%がこの県で確認されました。イラクの中でも非常に人口密度が高い県ですので、再度コレラが流行した場合、その感染率はやはり高くなることが懸念されます。

 

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本事業では5県合計15小中学校が対象となります。事業完了後には、子どもたちがトイレや手洗い場できれいな水を使うことができるようになり、電気設備、ドア・窓が整備された快適な教室で学習するようになります。衛生環境の改善により、不衛生な状況を嫌って通学意欲が減退していた女児の就学率の増加も期待されます。(右写真:修理前後の手洗い場)

 

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また、衛生促進事業にも力を入れます。修復対象各校の教員を対象に2日間の衛生ワークショップを行います。コレラや下痢などの水因性の感染症は、水・衛生設備が機能し、人々が衛生に対する意識を持つことによって予防できると言われています。イラクでは依然コレラが流行していますが、JENが長期的経験を持つ水・衛生設備の修復に加え、衛生促進がこのような感染症の罹患防止に貢献することになります。(右下写真:手の洗い方を習う小学生)

 

今回もJEN独自の配布用テキストやポスターを準備する予定です。先事業の経験を踏まえ、より分かりやすく、興味を持って学んでもらえるような教材になるよう改善をしていく次第です。

 

 

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