
湾岸戦争以来の長年続いた経済制裁と2003年イラク戦争以降の社会的な混乱から、イラクは教育分野への予算とサービスが十分行きとどかず、公的教育機関の施設は補修されずに放置されたままです。このため依然として国内で多くの小中学校の教室が損壊しており、子供たちは天井の屋根が剥がれかけ、ガラスが割れ、床が陥没しているような危険な環境で学ばざるを得ない状況であり、水道施設も整備されないまま放置されています。
一食平和基金の支援による各種事業
JEN/ イラク/ 難民/ 育成/
2012.3.29記載

湾岸戦争以来の長年続いた経済制裁と2003年イラク戦争以降の社会的な混乱から、イラクは教育分野への予算とサービスが十分行きとどかず、公的教育機関の施設は補修されずに放置されたままです。このため依然として国内で多くの小中学校の教室が損壊しており、子供たちは天井の屋根が剥がれかけ、ガラスが割れ、床が陥没しているような危険な環境で学ばざるを得ない状況であり、水道施設も整備されないまま放置されています。

昨年12月から始まった事業が、10月末を持って完了し、11月から新事業が開始しました。先事業では、バグダッド県、ディアラ県、アンバール県、バビル県、キルクーク県の5県の19校を対象に学校修復と衛生促進事業に取り組みました。対象校の生徒たちから、「トイレがきれいになってうれしい」、「毎日手洗いすることを心がけるようになった」という声が聞かれました。

JENは2003年から、イラクにおいて教育分野での支援を実施しています。日本外務省、ジャパン・プラットフォーム、UNICEF、UN-HABITAT、UN-OCHAの助成を受け、これまでに小中学校150校以上の全体・部分修復を行い、生徒100,000人以上の衛生状態の向上に寄与しました。2003年から2007年まで主に学校の全体修復事業に取り組んでいましが、2007年にイラク国内でのコレラ流行を受けて、小中学校のトイレや水回りの修復の緊急性を認識し、より多くの生徒に迅速に衛生的な環境を提供するため、現在は修復作業を給水設備に特化し、対象校を大幅に増加させています。

昨年12月から始まった本事業は、今月10月末の事業完了まで残りわずかの期間となっています。本事業はバグダッド県、ディアラ県、アンバール県、バビル県、キルクーク県の5県にて学校修復と衛生促進に取り組んできました。

昨年12月から始まった本事業で、ジェンはバグダッド県、ディアラ県、アンバール県、バビル県、キルクーク県の5県にて学校修復と衛生促進に取り組んでいます。当初、15校を対象として事業を開始しましたが、公正な入札の結果、修復費用が低く抑えられ、バビル県で新たに4校の修復が決定しました。この決定により事業期間が一か月延長し、事業完了予定日は2011年10月31日に変更されました。現在までで既に16校の修復が完了しています。