
イラクでは、2005年にコレラが大流行しました。また、腸チフス、コレラ、赤痢、A型・B型肝炎の発症例も毎年イラク保健省およびWHOより報告され、本年も初頭から171件のコレラの症例が確認されています。イラク教育省と保健省にとって、学校の給水設備の修復は、最も緊急を要する高いニーズの一つであると言えます。
一食平和基金の支援による各種事業
イラクの避難民・帰還民増加地域における小中学校給水設備等の緊急修復事業/ JEN/ イラク/ 難民/ 育成/
JEN/ イラク/
2009.3.10記載

イラクでは、2005年にコレラが大流行しました。また、腸チフス、コレラ、赤痢、A型・B型肝炎の発症例も毎年イラク保健省およびWHOより報告され、本年も初頭から171件のコレラの症例が確認されています。イラク教育省と保健省にとって、学校の給水設備の修復は、最も緊急を要する高いニーズの一つであると言えます。
昨年11月に始まった「イラク中部の小中学校における教育環境整備および衛生促進事業」は、学校修復と衛生促進事業の二本柱から成り、3県15校で活動を行います。現在までに6校の修復が完了しました。

今年の2月に始まった「バグダッド市内の小中学校における教育環境整備事業」が11月をもって完了しました。本事業で特筆すべきは、「衛生ワークショップの開催」だと思います。これまでの修復事業に加え、教員を対象とした2日間の衛生ワークショップを全校で行いました。この背景には、水を介した病気が問題となっていること、昨今世界的に大流行したH1N1インフルエンザの予防が挙げられます。

現在イラクでは、「バグダッド市内の小中学校における教育環境整備事業」を行っています。今年2月から始まった本事業では、すでに対象の全17校にて、水・衛生設備の修復、屋根やドア、電気設備などの最低限の施設修復が完了しています。これから、教員対象の衛生ワークショップを行い、教員が各教室で子どもたちに衛生について指導する体制を整えていくところです。その際に、子どもたちの衛生的な行動を促すために、石けんや歯ブラシ等を配布します。また、修復された学校を清潔に保つため、洗剤やブラシ、ゴミ箱等を配布します。
JENは、引き続きジャパン・プラットフォームの資金協力を得て、今年4月から18校の給水設備等の修復を手掛けています。早急な修復を必要とする分野に特化することで、より多くの子どもたちが衛生的な環境で教育を受けられるよう努力しています。これまでに12校の修復作業が完了し、これらの学校では2カ月の保証期間を経て学校管理委員会(地域教育局、校長等からなる)への引渡しを予定しています。