学校水衛生改善プロジェクト
2008年6月~8月
2009.3.10記載
JENのスーダン事業は、2007年4月から開始して、すでに1年半を迎えようとしています。JENはスーダンで帰還民の衛生環境改善に向けて地元の人々と力を合わせて事業を実施してきました。実施する上で、地元の人の力が引き出せるよう、いろいろな形で協力させていただきました。

たとえば、井戸の掘削が終了した学校で、井戸使用中に不具合が生じたケースがありました。その学校では事業期間中に設立した施設の管理委員会メンバーが地元の行政担当官を呼んで、自力で井戸の修復を行いました。このようにできる限り地元の人の力が発揮されるような事業を目指し、これからも事業を進めていきます。
現地で苦労することの一つは道路。舗装された道路がないため、雨が降ると川のようになってしまうのです。デコボコになった道を上下、左右に揺られながら事業地に到着すると、車体は誰もが振り向くほどの汚れっぷりになっています。そんな中でも、事業地の学校に着くと、子どもたちが元気に迎えてくれます。子供のくれるエネルギーが日々の仕事のモチベーションにつながっています。
若野綾子(JENスタッフ)
スタッフの声
マーティン・セビット(プロジェクト・オフィサー)
JENが実施した衛生教育の事業地で、事業後の調査を行いました。2008年8月に終了した9割以上の人が帰還民である事業地で、井戸の設置によって、75%の女性が自由な時間を持てるようになったと答えています。また「以前よりも生活が楽になったように思う」という女性の解答は、69%になっています。
また衛生教育を子どもとともに学び、顔や手を洗う、洗濯をする、体を洗う等の衛生的な行動をとる子どもが増えました。実際に下痢などの水因性疾患を持つ生徒の数も減っています。
戦争中に国外や国内に逃れた人々が平和の訪れとともに、希望を持って生活再建ができるよう、今後も生活に密着した衛生環境の改善を行っていきます。
フランシス・オティム・ザビエル(エンジニア)
井戸を掘る時は、いつもドキドキします。水があるのか、どのくらいあるのか、きれいなのかなど、いろいろな不安と心配と期待を持ちながら井戸掘削を始めます。ですから、井戸の水がたくさん出ることがわかったときは本当にうれしいです。また、その井戸を地域の人々が大切に使っている姿を目にしたとき、JENとしてこの地域に支援して本当によかったと思います。