あふれる笑顔だより一食レポート

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日本国内難民支援プロジェクト

2009年10月~2010年2月

2010.3.26記載


難民についての包括的な知識を得ることができる「難民アシスタント養成講座」を11月と2月に開催しました。これまでの総参加者は1,250人以上にのぼり、終了後も「自分が主催しているイベントで話してほしい」「社内に広めたいので、資料を送ってほしい」などの問い合わせが寄せられ、支援の輪の広がりを感じています。

一方で、より気軽に難民支援に触れられる機会も増やしました。その背景には、難民数の増加や「第三国定住」という新しいかたちでの難民受け入れの開始などがあります。私たち一人ひとりが、学校や会社、地域の中で「難民」と出会う機会は格段に増えていますので、難しいことは知らなくても、まずは難民の人たちに対する関心を高めたり、漠然とした不安を解消することが必要だと考えたからです。

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10月には「Lights for Rights」キャンペーン(日本にいる難民の、「住む、食べる、働く」など、人としての最低限の暮らしを支援するため、1人でも多くの方に難民の現状を知っていただくための活動 )をスタートし、新しいウェブサイトを開設しました。動画を作成し、映画館でもCMとして上映されたほか、絵はがきやTシャツも販売を開始しました。また、食や暮らし、ファッションなど、難民の母国の文化を切り口にしたイベントも開催しています。こうした活動は、日本人に人気があるだけでなく、難民の方々からも「もっとやりたい!」という反応がかえってきました。普段受身的に過ごすことが多い彼らにとって、自分の文化について人に「教える」立場になること、興味が集まることは、「自分は受け入れられている」と実感できる場面になるようで、実はメンタルケアの一環にもなっていることがわかりました。

こうしたイベントやツールの多様化、広がりは、ボランティアの参加の機会の広がりにもなっています。例えば、難民の収入向上を目的に、彼らの母国の伝統織物を使用しポーチを作るにあたっては、主にボランティアの人たちが中心になって商品開発を行っています。また、難民支援協会事務局とボランティアの方々の情報交換を密にするために、ボランティア向けのメールマガジンの配信も始めました。今後は一層ボランティアの方々を巻き込んでいきたいと考えています。

鹿島美穂子(JAR広報部 部長)


支援を受けた人の声

イラン出身の難民の方(男性)

「Lights for Rights ~難民から学ぶ世界のお茶と私の暮らし」というイベントに、ゲストとして参加し、自分の国の7種類のハーブを紹介しました。ハーブはお茶として飲むだけでなく、薬や食用としても使う、とても身近なものです。また、寒い冬には家族で集まってお茶を飲むことが大切で、生活にも密着しています。
イベントでは、参加者の方が、自分の話に耳を傾け、「もっと聞きたい」と目で訴えてくれていました。自分が楽しく遊んでいた山や川のこと、誇りを持っている文化のことを、興味深く聞いてくれるのは、本当にうれしいです。「難民」という名前を持っている人は誰もいません。それぞれが、それぞれの顔を持っています。このイベントでは、「自分」を取り戻すこともできた気がします。

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