支援プロジェクト


東南アジアにおける農村再生プロジェクト(カンボジア)

【背景】

カンボジアの活動対象地域では、近年、大規模な農業開発や人口の増加に伴う農家の自然資源利用の増加によって森林などの自然資源が急速に減少している。また、約4割の家庭が季節的な出稼ぎに行っており、そのうち半数は隣国タイなどの海外へ出稼ぎに行っていることから、村では田植えのための人手を確保することが難しく、種籾を直接田んぼに播く「直播き」を実施する農家が増えている。農業に費やす時間や労力を少なくすることで、現金収入につながる活動に従事する農家が増えているが、夫との死別や子どものいない家庭など、働き手がいない家庭ではそのようなこともできずに生活は苦しくなるばかりである。
また、気候変動の影響もあり、雨季に充分な水を確保しておくことができず、乾期に深刻な水不足が起きるようになっている。水にアクセスできないことで、家庭菜園などを実践できずに日々の食料を市場の外国産の野菜に頼らざるを得なくなったり、生活用水を購入する必要がでてくるなど、現金支出の増加にもつながっている。
反対に過去にJVCの支援を通じて水を確保した家庭では、乾季も家庭菜園を行い、日々の食料を自分達の手でつくることができている。事業地において水の確保ができるかどうかは、農家の安定した暮らしを大きく左右する要因になっている。

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このプロジェクトの記事一覧

2018年4月1日~2019年3月31日(年間)

【プロジェクト全体の成果】
■プロジェクトの評価
食品加工研修講師のコッサン(左)は、JVCの研修を修了した村の女性

食品加工研修講師のコッサン(左)は、JVCの研修を修了した村の女性

2018年度にこれまでの活動について、その成果と課題を洗い出した。評価を通じて、食品加工研修や家庭菜園研修など、参加者の約7割が研修後に実践をしていることが分かった。食品加工研修では、実践者が他村での研修の講師となるなど、同じ農家の目線で行われる研修を開催できた。一方で水へのアクセスとコントロールに困難を抱える農家では、研修の効果が十分に表れていないことが分かり、水へのアクセスの改善を含む、2019年度からの新たな活動方針を打ち立てることができた。

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2017年4月1日~2017年9月30日

【スタッフの声:エピソード、プロジェクトの進捗、状況の推移、レポート対象期間の成果、課題等】

チャン・ポク(食品加工研修担当)

チャン・ポク

チャン・ポク

2010年から、ボランティアとしてJVCに関わるようになりました。私はJVCの事業地であるここコンポンクダイで生まれ育ちました。当時JVCが実施していた農家に向けた稲作やたい肥づくりの研修に母が興味を持ち参加し、それに同行するうちにJVCの活動に深く関わるようになりました。2015年から職員として働いています。地域の人と深く関わり、足りないものがあった場合、それを埋めるための技術を伝えているところに惹かれました。

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