支援プロジェクト


NGOの組織運営・管理 研修

2018年4月1日~2019年3月31日(年間)

■【ワーキング・グループ制度】
子どもと若者のセーフガーディングセミナーにて

子どもと若者のセーフガーディングセミナーにて

新しく3つのテーマでワーキング・グループが発足し、各会合を2回以上開催する事ができた。
①セーフガーディングWG
●子ども支援を行っている団体約13団体が会合に参加し、各会合5回以上開催した。
●参加団体からSGを進める各タスクチームができ、各タスクを主体的に進める体制ができた。
●HAPICプレフォーラムで一般も含めた分科会を開催し、SGの必要性や概念などを広く広める事ができた。参加者数:約35名
●当初、情報交換を行うWGだったが、NGO業界への啓発や提言を行っていくWGと発展し、WGが主体となり、外務省の「NGO研究会」から本年度助成を頂いた。

②IT×国際協力WG
●国際協力でのテクノロジー活用の可能性を考える勉強会を2回開催し、約60人の参加者に対してブロックチェーン技術の基礎や活動現場での活用可能性を提供する事ができた。
●本テーマは、世界的にも新しい技術なので、今まで国際協力業界との関わりが薄かった企業(IT業界)との連携可能性も高まった。

③ロビーイングWG
●効果的なロビーイングを学ぶため計3回の連続講座を開催した。
政策提言等を行っているNGOを中心に約35名(約14団体)の参加者が、国会や法律がつくられる仕組みや、立法府、行政府に対する効果的なアドボカシーを行うスキルを身につけた。

■海外のネットワークNGOの調査(Inter Action/USA, Bond/UK)
Inter Actionフォーラムのセッション風景

Inter Actionフォーラムのセッション風景

●WG体制を進めている海外ネットワークNGOからWGの立ち上げのコツや具体的な運営方法などを聞くことができた。以下内容

・各NGOともワーキング担当がおり、担当者がWGの管理を行っている
・事業担当者は、事業に関係するWGに参加者として入っており、その事業担当者が各WGで議論されている事や課題などをWG担当者に報告する体制がとられている。
・主体的なWG運営を促す事から、設立時の議長を決めることに一番工数と時間をかけている。
・イシューによってはWGではなく、外部ネットワークとして成り立っているものがあり、同じイシューのWGは外部ネットワークに促したり連携するような形で同じイシューで競合しないような配慮も行っている。
・各WGは継続的に続ける事に意味があるWGや目的を達成されれば解散するWGもあり、自然な形で運営している。(時代に合わせて、その時のホットイシューを扱うWG等は、ホットではなくなれば解散する傾向もある。)

【今後の展望】
新しい国際協力考える「HAPIC」イベントにて

新しい国際協力考える「HAPIC」イベントにて

●セーフガーディングWGによるミニマム・スタンダードの作成及び研修等を通じて、まずはNGOがセーフガーディングの必要性を理解し組織内へ反映させるNGOが増える
●IT×国際協力WGにより、ICT、IOT等テクノロジーを活用した支援方法や組織運営方法などの勉強会、事例発表等を引き続き行い、多様化する支援方法の中で効果的な支援や運営方法を学んでいく
●ロビーイングWGと市民アドボカシー連盟など外部ネットワーク等との連携を図り、NGOによるロビーイングスキルを上げ、的確なアドボカシーを行っていく
●2030年のNGOを考えるテーマで今年度新しくWG設立予定
●コミュティサイトをオープンし、各WGがオンライン上でも交流や連絡のやり取りはできる体制を整える

新規WGを公募し、今年度も新しいWG設立を目指す

【スタッフの感想、思い出、希望】
山田直樹(コミュニケーショングループ コーディネーター)

山田直樹

担当者:山田直樹
役職:コミュニケーショングループ コーディネーター

本ワーキング・グループ制度は、NGOが従来抱える組織課題を解決する制度であるが、同時にNGOを取り巻く環境やその他外部環境の変化に対応する、していく体制でもあると考えています。 支援現場における支援の質の向上や、支援方法の変化、組織運営における人事戦略、資金調達の多様性等、その時、その時代にあったトピックやテーマを設定し、お互いが切磋琢磨し、持続的な支援、運営を行っていく事で、SDGs達成や持続可能な社会の実現に貢献できるのではないかと思っております。

そのために、担当者としては、いかに主体的にワーキング・グループに参加いただけるか、活性化する仕組み作りなど今後も学びながらNGOの発展、SDGs達成に貢献して行きたいと思います。

【受益者の声】

棚田 雄一
ロビーイングWGは、今後も是非継続して頂きたいです。
NGOは票にならない→ロビーイングが難しい→ならば集票力で与党に影響力のある団体とイシューで連携することは可能ではないか→そういう事例の成功例に学びたいと思いました。

小沼大地
ブロックチェーンは発展途上の技術であり、これからどのように活用が進んでいくかは、まだまだ不透明な部分も多い。しかし、だからこそ、国際協力や社会貢献の業界としては、こうしたテクノロジーの活用に対してアンテナを貼っておく必要があるように思う。

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