支援プロジェクト


環境保全型農業研修による生活改善

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1994年のアパルトヘイト撤廃後の南アフリカは、人種融和と黒人の生活向上を目指して新しい国づくりが開始され、プラチナ、金など世界でも有数の鉱物資 源国として年率約5%の経済成長を遂げてきました。しかし、結局、鉱物資源からの収益に頼る経済は、富の集中を招き、貧富の格差を拡大させてきました。一 国の中に「南北」格差が凝縮するような構造はアパルトヘイト時代と変わっておらず、この結果、経済成長にもかかわらずMDGs(※1)のほとんどの指標や HDI(※2)で数値が後退し、1996年以降、子どもの死亡率が上昇し続けています。(写真:旧白人居住区)

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このプロジェクトの記事一覧

プロジェクト終了報告5(今後の展望、スタッフの感想)

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<今後の展望>

南アフリカにおいては、アパルトヘイトの影響により黒人社会における農業が、その販路システムを含めて破壊されてきました。このため「超出稼ぎ社会」であり、農村部においても農業を生業としている人は数少ないのが現状です。こうした中、参加者からの話では、特に都市部では「それで生きていけるわけがない」と思われている農業を「格好悪い」と思う考えが定着しているとのことで、文化的に農業そのものが受け入れられない土壌があるとも言えます。

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プロジェクト終了報告4(課題と持続・発展)

【変更を余儀なくされた活動および残された課題】

1.ジフネレニ中学校における特にサポートが必要な子どもの支援体制づくり

二年目以降、中学校に通うサポートが必要な子どもの情報を定期的に更新し、学校菜園の野菜を給食に定期的に寄付して子どもを支えていく仕組みを作ることを検討していましたが進展がありませんでした。FIFAサッカーW杯による学校の長期休暇(6~7月)、その後に続いた教職員の長期ストライキ(7~9月)があるなかで、学校側としてカリキュラム編成に時間の余裕がないなかで本件に対する優先順位が落ちたことが大きな要因となりました。長期ストライキの発生は予測が難しいものの、幣団体としては都市の不安定な事情を鑑み、予測不可能なことが起きた際の対応等をきちんと検討しておくべきでした。

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プロジェクト終了報告3(各年度の活動と成果の概要)

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<各年度の活動と成果の概要>

1.一年目(2009年度)

○活動

研修ではまず各参加者が抱えている課題と今後学びたいことについて話し合い、研修内容をともに検討しました。それに基づいて、中学校の敷地において、少ない水や陽の光を活かすための畑のデザイン、マルチ(枯れ草で土を覆う)、雨水の有効活用、野菜や薬草を植える時期、混作の方法、有機肥料・農薬の作り方、種の取り方と苗づくりなど、身近な自然資源(ないときには紙など自然資源でないものも利用)を利用した持続的な農法の基礎的な技術について学びました。数ヶ月後には家庭菜園を始める人もでてきたため、家庭訪問し、改善点に対応する形で研修を実施してきました(どの家庭も小さなスペースしかないが、土地を有効に使い、学んだ技術を適切に用いれば10人程度の家族が十分に食べていけるだけの野菜を採れる)。

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プロジェクト終了報告2(目標に対する達成度)

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<目標に対する達成度(詳細は「報告記事3」参照)>

 

1.達成された目標

○技術の定着

研修参加者については技術が定着し、年間を通じて食料が得られるようになっていることが確認されています。また参加者の技術・意欲として環境保全型農業を普及していく土台が作られました。

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プロジェクト終了報告1(事業概要)

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<プロジェクト概要>

本プロジェクトは、南アフリカの中でもより生活環境が厳しい都市部の貧困地域を対象に活動を行ってきました。

同国最大の旧黒人居住地区・ソウェトの中学校の敷地において、地域住民を対象に身近な資源を活用した持続的・環境保全型農業の研修を実施してまいりました。人びとが継続的に食料を得ていくことで、将来的には生活状況そのものを改善させていくことを期待して実施したプロジェクトです。プロジェクト期間に達成したい目標と活動実施により期待される成果として設定していた目標は以下のとおりです。

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