支援プロジェクト


カンボジア

1970年代の激しい内戦などで国内は荒廃しましたが、現在は経済発展が急速に進んでいます。その一方で、人口の7割を占める農村部では、いまだに衛生的な水を確保することが難しく、干ばつや洪水によって自給する食糧も得られない状況です。
一食平和基金では、農家が生態系に配慮した農業によって生活を向上・安定できるように農業研修、環境教育などを支援しています。
また、カンボジアでは、ポルポト政権下で激しい宗教弾圧が行われ、多くの仏教寺院が破壊されてしまいました。現在は、寺院の復元や仏教書の印刷・図書館建設、仏教教育などが行われています。一食平和基金は、これらの事業も応援しています。


この国で行われているプロジェクト

東南アジアにおける農村再生プロジェクト(カンボジア)

【背景】

カンボジアの活動対象地域では、近年、大規模な農業開発や人口の増加に伴う農家の自然資源利用の増加によって森林などの自然資源が急速に減少している。また、約4割の家庭が季節的な出稼ぎに行っており、そのうち半数は隣国タイなどの海外へ出稼ぎに行っていることから、村では田植えのための人手を確保することが難しく、種籾を直接田んぼに播く「直播き」を実施する農家が増えている。農業に費やす時間や労力を少なくすることで、現金収入につながる活動に従事する農家が増えているが、夫との死別や子どものいない家庭など、働き手がいない家庭ではそのようなこともできずに生活は苦しくなるばかりである。
また、気候変動の影響もあり、雨季に充分な水を確保しておくことができず、乾期に深刻な水不足が起きるようになっている。水にアクセスできないことで、家庭菜園などを実践できずに日々の食料を市場の外国産の野菜に頼らざるを得なくなったり、生活用水を購入する必要がでてくるなど、現金支出の増加にもつながっている。
反対に過去にJVCの支援を通じて水を確保した家庭では、乾季も家庭菜園を行い、日々の食料を自分達の手でつくることができている。事業地において水の確保ができるかどうかは、農家の安定した暮らしを大きく左右する要因になっている。

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カンボジア農村における地域資源を活用した生業改善支援プロジェクト

【背景】

ペットボトルを活用した野菜栽培

ペットボトルを活用した野菜栽培

活動地であるシェムリアップ県東部チークリエン郡は、1979年に内戦が終結した後も治安状況が不安定な状態が続き、人びとが平穏な暮らしを取り戻したのは1997年ごろでした。そのため、地域の復興が遅れていましたが、近年は急速に森林の開発などが進んでいます。JVCは、地域の行政機関やNGOの支援がほとんど行われていなかった2007年からこの地域で生態系に配慮した農業を中心とした支援活動を行ってきました。その結果、稲や野菜などの生産の改善が見られました。

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カンボジア仏教研究復興支援事業

カンボジアは全人口約1500万人のうち、96%が上座部仏教を信仰し、仏教を国教とする仏教国です。紀元前3世紀にカンボジアに仏教が伝来して以来、仏教はカンボジアの社会に深く浸透し、人々の仏教に対する信仰心は篤く、仏教はカンボジアの精神文化の基盤となっています。
このように長い歴史を持つカンボジアの仏教において、1930年に開設された仏教研究所は仏教やクメール語の伝統文化、文学等を研究・編集出版するカンボジア最大の宗教文化センターかつ図書館として歴史的な役割を担っていました。しかしながら宗教や旧文化を否定するポルポト政権下(1975年4月~1979年1月)において仏教研究所は徹底的に破壊され、その本格的な復興は1993年の国連支援による総選挙、新政府の成立まで待たねばなりませんでした。

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仏教学校における図書館推進事業

カンボジアの仏教教育は、社会開発と人的資質の向上において重要な役割を担っています。僧侶教育の質の向上のため1914年に最初のパーリ語学校が設立されました。その後1922年にこの学校はパーリ語高等学校に格上げされました。1933年には国内のほとんどすべての寺院に仏教初等学校が設置され、寺院図書館が併設されていました。何世紀にもわたって寺院の図書館はカンボジアの人々にとって歴史的かつ文化的な建造物の一つでした。

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仏教研究所との連携に向けた現状調査ならびに仏教初等学校用教科書出版事業

古い昔から、人々と仏教との関係は、カンボジアのアイデンティティーを作り上げてきました。地域において、僧侶は人々に仏教を通して倫理・道徳観を説き、 寺院は教育、文化、自然保護、医療等の重要な役割を担ってきました。それほど、僧侶は高度な知識を持ち、人々から尊敬、信頼される存在でありました。

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伝統文化保存プロジェクト

かつて、カンボジアでは、寺院はクメール文化の伝統継承や自然保護活動を、宗教的実践として伝統的に行い、重要な役割を担ってきました。文化・伝統的活動 も世代を超えて伝えられ、各寺院は独自の演奏家や舞踊団、舞踊ステージなどを所有していました。熱心な仏教徒として戒律を守り、また寺院の教えを学び実践 していました。しかし、長い内戦やポルポト時代の虐殺や破壊により、多くの寺院や経文、僧侶、文化財が失われ、寺院におけるコミュニティーへの教育的機能 は低下しました。

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東南アジア農村地域における食料確保プロジェクト(カンボジア)

カンボジアは、1970年代に激しい内戦を経験しました。その後、徐々に復興が進み、都市部を中心に経済発展が進んでいます。一方で、人口の約7割が農村 部に暮らし、その多くが家族経営の自給的な農業を営んでいます。これらの農家は伝統的に稲作を行いながら、森や川、湖などから必要な食料、薪などを採集 し、暮らしてきました。

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