支援プロジェクト


カンボジア仏教研究復興支援事業

これまでの成果(2016年1月1日~2016年12月31日)

それぞれの目標に対する2016年度の活動、成果は下記の通りでした。

①カンプチヤ・ソリヤ出版活動ですが、地方を含む多くの執筆者の協力により予定通り年4回(3月、6月、9月、12月)各1000冊出版することができました。そして、関係省庁、主要図書館、全国の州宗教局、各州の僧侶、寺院関係者等に配布することができました。

【プロジェクトの全体の成果】

それぞれの目標に対する2016年度の活動、成果は下記の通りでした。

① カンプチヤ・ソリヤ出版活動ですが、地方を含む多くの執筆者の協力により予定通り年4回(3月、6月、9月、12月)各1000冊出版することができました。そして、関係省庁、主要図書館、全国の州宗教局、各州の僧侶、寺院関係者等に配布することができました。

② 宗教文化に関する古文書編集出版活動は編集グループを立ち上げ、1926年以来出版されたすべてのカンプチヤ・ソリヤに編集されている554話の外国の民話から27話を選出。その中から外国民話集第1巻として15話を選出し、6月に1000冊印刷。12月にはさらに15話を選出して第2巻目1000冊を印刷、配布しました。

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月例講演会の様子

③ カンボジアの宗教文化に関する月例講演会活動はカンボジアの宗教文化、文学、歴史、社会等に関する大学教授、研究者、専門家、小説家などを招いて1月から11月まで11回の月例講演会を実施しました。毎回事前にフェイスブックや各大学等への広報活動を行い大学生、公務員、一般およびマスコミ関係者などの参加者の合計は391名であり、目標の360人を超えることができました。

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図書のデータ入力の様子

④ 図書館整備活動ですが、かつて仏教研究所の図書館を支援し、だれよりも仏教研究所の図書館のことを知っているカンボジア人図書館専門家の協力により、10年ぶりにすべての既存蔵書の整理、リストの作成などの作業が完了しました。さらに新進気鋭の図書館ITマネジメント専門家による新しい図書館管理システム(KOHA)の導入により、既存図書11,616タイトルのデータの入力が完了し、見違えるような図書館となりました。図書館利用者も急増し、1月の156人から次第に増え、現在では300人近くになっています。2016年の年間利用者数は2,640人に上り、2016年度の目標であった1,440人のみならず、2017年度の目標2,400人もすでに超えるほどの増加となっています。

⑤ ITを活用した広報活動ですが、2016年に仏教研究所のホームページに載った記事の総数は84本で、ホームページへのアクセス数は合計で26,336件でした。

⑥ 必要な備品資機材、事務用消耗品の購入、建物改修工事を行い、仏教研究所の活動環境を整備しました。

⑦ 仏教研究所のスタッフの能力強化のために、図書館研修会、マネジメント研修会を実施しました。 このほか、11月、12月に全国18州の州宗教局と州を管轄する僧侶を訪問して、仏教研究所の出版物の配布と活動紹介、原稿収集への協力願い、州内の寺院図書館の状況の把握などを行いました。



【スタッフの感想】

手束耕治(プロジェクト・マネージャー)

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内戦で破壊された仏教研究所の再建の頃から25年に亘る変遷を見て参りましたが、2015年から再び研究所の活動の復興に関わらせていただきましたことに心より感謝申し上げます。 予算もなく、活動が沈滞し、スタッフの表情が暗かった中で、研究所のスタッフ全員と協力して約2か月かけて3か年計画を作成して行くうちに、スタッフに明るさが戻り、協力し合って行こうという雰囲気ができました。
2016年1月から活動がスタートしましたが、心配された新しい月例講演会も毎月開催され、出版活動も予定通りに進んでいます。図書館も整備され、予想以上に利用者が増えています。 引き続き活動が順調に進み、さらに多くのカンボジアの人々が仏教研究所を知り、利用してくれることを祈っています。


ソー・ソクニー (仏教研究所所長)

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私は2014年の6月に仏教研究所の所長になりましたが、その時の仏教研究所の状況は大変酷い状況でした。建物は傷み、修繕する予算もなく、スタッフは将来が不安で、活動も沈滞していました。 しかし、2016年1月から活動がスタートし、永く休刊していた念願のカンプチヤソリヤが復刊し、新しい活動として宗教文化に関する月例講演会がスタートしました。外部の有識者の協力を得て開催し、各大学等に広報をして学生などが学ぶ貴重な機会となっています。図書館も整備され利用者数は当初の予想をはるかに超えています。
これからもスタッフの能力強化に力を注ぎ、多くの人々が利用し、自立的な運営ができるように頑張ってゆきたいと思っています。

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