支援プロジェクト


仏教学校における図書館推進事業

2016年1月1日~12月31日

サムロンアンダエト寺院図書館内部

【プロジェクト全体の成果】
昨年度までに設置した6寺院における6館の仏教図書館に、絵本、仏教書、一般図書、初等・中等科教科書等の追加図書教材を供与し、図書の充実を行ったほか、仏教図書館ワーキンググループのメンバーと共に各図書館員の巡回指導を行いました。また、移動図書館活動を行い寺院学校生徒のみならず地域の人への図書館利用を呼びかけました。

計6館の仏教図書館における2016年1年間の延べ利用者数は39,489人でした。6寺院におけるモデル仏教図書館の持続的な運営のために、事業実施前には無給のボランティアであった図書館員が有給の契約職員として認められ、2016年より給料が支給されたことで図書館員たちは継続して図書館員の任務を続けることができました。

仏教図書館マニュアルのクメール語版については、最終版が完成し、200部の印刷を行いました。

12月には、仏教図書館ワーキンググループ、仏教教育ワーキンググループ、州・郡宗教局、対象6寺院の図書館員と関係者らが参加する年次会議を開催し、これまでの活動振り返りと今後の図書館の自立発展について話し合いが行われました。

宗教省の2014-2018年開発5ヵ年計画の中に仏教教育の質の向上と仏教図書館の普及・拡大が組み込まれ、これに基づき、仏教教育局が今後も継続して図書館の普及とそのための計画予算作成について助言をしていく予定です。
 

【今後の展望】
・開設したモデル仏教図書館及び仏教研究所は、本事業を通して計画作成や図書館運営の知識を得たことで、事業開始前よりもより良く機能することが期待されます。
・図書館員への適切な給料や図書館運営費が行政より支払われるようになり、本事業で開設した寺院の仏教図書館が持続的に運営されていくことが期待されます。
・仏教図書館ワーキンググループは図書館運営における知識を活用し、図書館運営のための予算を確保するための活動計画をより明確に作成することが期待されます。
・仏教図書館マニュアルは、モデル仏教図書館を設置したプノンペン市、コンポン・チャム州における全ての仏教図書館のスタンダードとして寄与することが期待されます。
20141012buddhist_school03.jpg 熱心に絵本を読む生徒

 

・モデル仏教図書館の位置する地域の人々は図書館の重要性を理解し、読書及び調べ物などのために図書館を積極的に利用することが期待されます。
・州宗教省及び郡宗教局は通常のモニタリングシステムを活用して今後も仏教図書館の普及に務めることが期待されます。
 
 
【スタッフの感想】
事業担当者:テム・ソヴィラック

本事業を3年間担当しました。私はこの事業を通して、仏教学校における図書館推進に携わることができ、光栄です。本事業で行政の能力強化がされ、モデル仏教図書館が設置され、さらには図書館員の給料が行政から支払われるようになりました。今後仏教図書館に予算がより十分に配分され、持続的に運営されていくことを期待しています。また、モデル仏教図書館にて今後も生徒が読書や学習の調べ物などで図書館をより活用していくことを期待しています。本事業をご支援くださった立正佼成会のみなさまに、感謝を申し上げます。皆さまのご多幸とご健康をお祈りいたします。

【受益者の声・2名】
キム・シヌート
20141012buddhist_school04.jpg

私はサムロン・アンダエト寺院の仏教図書館の図書館員です。本事業の研修を通して、図書館運営の経験を積んできました。サムロン・アンダエト図書館では、図書館活動を地域コミュニティや大学生にも広めるため、私と図書館運営委員会が中心となり、フェイスブックなども使って広報活動をしています。また、蔵書を増やすため、僧侶や仏教関係者に図書の寄贈もよびかけています。仏教図書館をご支援くださった皆様に、心より感謝いたします。

スン・ソナイ
私は仏教研究所の職員です。本事業で完成した仏教図書館マニュアルを使い、これからも図書館運営研修を継続していきます。私たち仏教図書館ワーキンググループのメンバーは、この3年間で得た経験と知識を、図書館運営研修を通して新しい図書館員たちに伝えていくことに最善を尽くします。ご支援下さったみなさまに心より御礼申し上げます。

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