一食平和基金の庭野平和財団への移行に関して

立正佼成会 外務部長
松原 通雄

「立正佼成会一食平和基金」運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)は、2004年次から、資金運営の一部を庭野平和財団に移行することになりました。教団第9次基本計画の「一食平和基金の運営と運用形態の改善」に加え、「開祖さま顕彰事業」の一つ「『庭野平和財団』と『一食平和基金』の統合を目指して」の命題を受けて実施されるもの。同財団は今後、同運営委員会が国内外の団体に対して行ってきた「一般助成」の分野を担うことになり、その一つの試みとして「南アジアプログラム」が展開されます。松原同委員会委員長に一食平和基金の運営の一部を同財団に移行する背景、システムの流れについて聞きました。

「一食を捧げる運動」によるの会員の皆さまからの尊い浄財は現在、4つのプログラムに基づいて活用させて頂いています。
「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」をはじめ、本会独自の活動を対象とした「自主プログラム」、「アフリカへ毛布をおくる運動」など他団体と合同で実施する「合同プログラム」、外部団体や国連機関などに対する「資金助成プログラム」、災害などの緊急時に対応する「緊急プロジェクト」です。
このたび「資金助成プログラム」の中で、主にNGO(非政府機関)などの活動に対して行ってきた「一般助成」の受け皿を庭野平和財団に移行することになりました。
同財団は、宗教的精神を基盤とした平和のための思想、文化、科学、教育などの研究や諸活動への助成を行っている専門機関です。混迷する世界情勢の中、今後、一食運動による皆さまからの浄財を平和実現に向けてより有効に使わせて頂くために、運営委員会では、各方面と検討を重ね、専門性、先見性、社会性などをそなえた同財団を通した支援が適切であるとの結論に至りました。
これまで運営委員会では、毎年、約80団体に対し支援を行ってきましたが、各団体の皆さまには、その趣旨を十分ご理解して頂いた上、財団への支援申請を紹介しています。
さらに運営委員会では、2004年から展開される「南アジアプログラム」に対して支援していくことになりました。このプロジェクトに、2004年は約9000万円が充てられることになりました。ぜひ関心を持ってこのプロジェクトを見守って頂きたいと思います。
一方で、運営委員会では、これまでどおり、「自主プログラム」「合同プログラム」などの内容を充実させ、宗教団体としての社会貢献について摸索していく意向です。
皆さまからの尊い浄財にあらためて感謝するとともに、今後、「宗教性」「専門性」をさらに生かした活用に力を注いでまいりますことをお約束申し上げます。

(2004.04.09記載)