地道な努力のおかげさま 引き続き運動への協力を
2010.03.19記載
一食平和基金運営委事務局長 保科和市
本会が参画する「アフリカへ毛布をおくる運動」は1984年、アフリカで発生した大干ばつの被災者に対する緊急支援としてスタートし、今年で26年目を迎えました。長年にわたり運動を継続できたのも、会員、市民の皆さまが地道な努力を続けてくださったおかげさまです。改めて深く感謝を申し上げます。
アフリカでは現在も各地で紛争や自然災害が発生し、生きるために着の身着のままで故郷から逃れた人々がいます。また多くの国がいまだに開発途上にあると言え、満足な食事もできず厳しい生活を強いられています。
皆さまが寄せてくださった毛布は、アフリカの人々にとって寝具や日よけなどになり、過酷な自然環境からいのちや健康を守ってくれるものになります。その上、一枚一枚に皆さまの真心が込められています。遠い異国に住む人々が自分たちを思いやり、共に平和を祈ってくれているということは"生きる希望"であり、どれほど大きな支えとなっているか計り知れません。
一方、長年にわたり運動を続ける中で、社会状況は確実に変化しています。特に毛布の輸送費は、原油価格の高騰、少しずつではありますが経済発展を続ける配付国の物価や人件費の上昇などを要因に、年々上がり続けてきました。
皆さまから頂いた毛布がアフリカの人々に手渡されるまでに、倉庫での保管や現地までの海上および陸路の輸送、通関など8段階を要し、それぞれに費用がかかります。このほど、残念ながら、これまでの海外輸送協力金(900円)ではそうした費用の分担が困難になり、推進委員会では今年度から、同協力金を毛布1枚につき千円に変更させて頂くことになりました。
皆さまの祈りが込められた毛布をより確実に現地へ届けるため、このような決定に至りましたことをどうかご理解頂きたいと思います。今年度も引き続き運動にご協力くださいますよう心よりお願い申し上げます。
(2010年3月21日付『佼成新聞』より)