毛布に祈りを込めて

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里佳さんが毛布を広げて裁縫をしています。
「お姉ちゃん、何してるの?」と、誠くん。
「毛布にメッセージを縫い付けてるんだよ。「『アフリカへ毛布をおくる運動』に参加するんだ」
「わぁ~! その毛布、アフリカに送るの?」
「私が送るわけじゃないよ。送ってくれるところに届けるんだよ」
「アフリカって暑いのに、毛布なんか必要なの?」と、首をかしげる誠くん。
「夜はすごく温度が下がるから、寒さに苦しんでいる人が大勢いるんだよ」
里佳さんは、白い布に"Thinking of you"という文字を刺繍します。
「英語じゃ読めないなぁ。どういう意味?」と誠くん。
「"あなたのことを思っています"っていう意味。日本語は読めなくても英語なら読める人がいると思うんだ、きっと」

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「そうか、毛布でできた手紙なんだね」と納得する誠くん。
「なるほどねぇ。その通りだよね」と感心する里佳さん。
「この毛布、どうやってアフリカまで行くんだろう」
「『一食を捧げる運動』で集まったお金から、毛布を集めておく倉庫や、アフリカに送る輸送費が出てるんだって」
「へぇ~そうなんだ。一食募金ってすごいね」
「うん。すごいよね」とうなずく里佳さん。
「よし、完成。どうかこの毛布が、無事に届きますように!」
毛布に祈りを込める里佳さんでした。